またしても日本は私の予想を超えた試合をしてしまった。
まぐれでもいいので先制し、それを守りきることがベストだったろうが、
相手は堅守のパラグアイ。そう簡単にはいかない。
ならばスコアレスで終わり、運試しのPKに懸けることがセカンドベスト。
プレスは効かず、ボールを支配され、何度も決定機を作られながらも、
日本はついに最後まで失点を許さなかった。本当にどうしてしまったのだろう?
PKについては何も言うまい。ただ運が無かっただけだ。
でもスペインvs日本、見たかったなぁ~。
かくして、日本は2勝1分1敗で南アフリカを去ることとなった。
これまでと異なり、今回はW杯に「参加」することができたと感じる。
世界にも今大会屈指のグッドルーザーという印象を与えられたのではないか。
選手には胸を張って帰ってきてもらいたい・・・ってかもう帰ってきちゃったね。
(TVを見てると、あまり持ち上げすぎるのもどうかと思うが・・)
いったい何故、あの弱すぎる代表がこのような結果を挙げることができたのか。
私はまさにこの「弱すぎた」ところに理由があるのだと思う。
さすがの岡田も、テストマッチであれだけ連敗すれば、
守備的戦術にシフトチェンジせざるをえなかったのだろう。
加えて、選手自身が危機感を持ち、団結が強まったのも大きかった。
フランスやカメルーンのように個人が主張して崩壊することもなく、
チームとして機能するようになったのだと思う。
だが裏を返せば、このような確変まがいの強運に助けられただけで、
現実としてまだまだ世界との距離は大きいことも思い知らされた。
そういう意味では、今こそ日本サッカー改革の好機である。
この結果に驕ることなく、明確なビジョンを持って2014を目指してほしい。
・・岡田が監督を続ける気が無い事には本当にホッとしている。
もういい、出てくんな。そうすりゃお前は人気者のまま終われるぞ。
さて、決勝トーナメント1回戦残りの試合について感想を。
ウルグアイ2-1韓国
・・ベスト16で最多失点の韓国は、やはり守りきれなかった。
どーでもいいが日本の実況はなぜ韓国寄りなんだ?
日本が負けると大喜びしてる国だぞ。とても応援する気にはなれん。
アメリカ1-2ガーナ
・・2点はどちらもガーナの身体能力の高さから生まれた。
アメリカはこの試合も同点に追いつき延長までいったが、結局勝ち越せず。
4試合で相手をリードをしていた時間はアルジェリア戦ロスタイムのみ。
これではさすがに勝ちあがれないな。
ドイツ4-1イングランド
・・なんと言ってもあの大誤審。見てるこちらもテンションが一気に落ちた。
しかしW杯で負けないドイツ&勝てないイングランド、不思議すぎる。
アルゼンチン3-1メキシコ
・・誤審によるラッキーなゴールもあったが、やはりアルゼンチンは格が違う。
日本人はいつかテベスのような弾丸シュートが打てるようになるだろうか。
オランダ2-1スロバキア
・・ロッペンがブラジル戦に間に合ったのはうれしい。
今回のオランダはバランスが良いので、いい試合ができるかも。
ブラジル3-0チリ
・・チリはブラジル相手でも攻めまくっていたのがすごい。
だがあんなやり方が1試合持つわけがないか。
しかしブラジルはカウンターもうまい。どんな戦い方もできるなぁ。
スペイン1-0ポルトガル
・・Cロナがほとんど仕事ができなかった。
世界2位と3位でこんなに差があるのか。
ここ2日間試合がなくて、実につまらない。
1年中W杯をやってくれればいいのに。
んでは。