J閉幕後、多くの日本人選手が新たに海外移籍を決めた。
個人的にはスペイン・マジョルカと長期契約を結んだ家長に期待している。
2018年、2022年のW杯開催地も決定した。
日本が落選するのは目に見えていたが、2022がカタールに決まったことにより、
日本の開催は最低でも向こう20年は潰えたように思う。
はたして私が生きている間に再び日本でのW杯を見ることができるのだろうか・・
また、日本代表と協会の報酬等をめぐる対立も興味深い。
これまであまり注目されなかったところであるが、
やはり代表選手はそれなりの待遇で迎えるのがしかるべきと思う。
協会もケチなことを言わず、どーんとニンジンをぶら下げるような度量が欲しい。
そんな中、アジアカップが(日本の報道を見る感じでは)ひっそりと開幕した。
当然のことながら、日本はアジアに属しているので、
W杯予選を含む公式戦はこの地域の国々と対戦することになる。
だが残念なことに、まだまだアジアのサッカーは本場のそれに遠く及ばない。
そのため、アジアでは上位、世界では中位に位置する日本は、
大会毎に「vsアジア」「vs世界」のように、スタイル変更を余儀なくされるのだ。
一貫したスタイルで戦い続けられない事は、長期的に見てデメリットに思うが、
現状ではどうしようもないかなぁ。
さて、日本の初戦について。
メンバーは海外組を中心に、JやW杯で結果を出している選手が並んだ。
ケガ人なども考慮すれば、まあ無難というか、そうなるだろうなぁ、という印象。
VVV吉田のプレーをちゃんと見たことがなかったので注目だった。
(・・まあ結果的に、良くも悪くも試合の主役となってしまったわけだが)
相手のヨルダンは、当然のごとく守備重視+カウンターの戦術。
守る相手に決定力不足の日本が攻めあぐね、苦戦を繰り返す・・というのが、
これまでのアジアにおける日本のステレオタイプだったが、
果たして今回も、見事にそのパターンに陥ってしまった。
そして前半終了間際、数える程しかなかったカウンターのピンチに、
シュートが吉田の足に当たりコースチェンジ→失点という見事なハードラック。
誰かが「ザックよ、これがアジアだ!」と言い聞かせているような展開。
ザッケローニの決断は早かった。立て続けに前田、松井を切り2トップに変更、
終了間際には本田も躊躇無く交替させた。
結果はともかく、これは少なくとも前任の誰かさんにはできない芸当だと思う。
とはいえロスタイムに入り、さすがにもうダメだろうと思ったら、
なんとCKから同点に追いついてしまった。(相手の集中が切れたのも大きい)
結果、勝ち点1を拾って終戦。
ジーコほどではないが、ザッケローニも何か「持ってる」と思わせる幕切れだった。
直後のTVやネットでは、やはりというか、
ランク下位に苦戦した事について批判の意見が目立った。
奴等の単細胞ぶりには、本当に辟易してしまう。
自分がブラジル人かスペイン人かと勘違いしているのだろうか。
私は、それほど悲観的な内容だとは感じていない。
点が取れなかったのは確かだが、以前のようにエリア外でこねくり回すわけでなく、
しっかりゴールに向かっていたと思うからだ。(これは去年の記事でも書いた気が・・)
加えて日本はテストマッチなしのぶっつけ本番。召集も直前だった。
もう少し連携が深まることで良くなっていくのではと、まだ期待を持っている。
あえて足りない点を挙げるとすれば、勝負への執念だろうか。
W杯ほど激しくいってなかったように思うので、
もう少し気合を入れないと、また痛い目に遭うかもしれない。
経験の少ない選手(&監督)も、今回で中東でのサッカーを理解できただろう。
それをどのように次に生かすか、判断はそれを見てからでも遅くないと思う。
まあ1試合でも多く経験をしてもらいたいので、
何とかトーナメントには残ってほしいところだ。
大丈夫・・だよね?
んでは。
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